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高校生のための本紹介

誰でもできる速読方法を紹介!

今回は、本のレビューではなく読書の仕方について紹介していきたいと思います。

 

まずは、自分がこの読書スタイルをつくるに当たって参考にした書籍を紹介します。

 

  • どんな本でも大量に読める「速読」の本 

 

  • 遅読家のための読書術

 

  • 瞬読 1冊3分で読めて、99%忘れない読書術
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  • 速読日本一が教える すごい読書術

 

 

主にこちらの4冊の本を参考にしています。

ちなみに、この中で1番おすすめの本は、宇都出雅巳著の「どんな本でも大量に読める「速読」の本」ですかね。

 

最近自分で「なんか本読むスピードが上がってきたな〜」って感じることがよくあります。

だいたい1冊平均1時間あれば読み切ることができるぐらいです。

遅読家のための読書術で目安として紹介されている「毎週6冊」がなんとか達成できている感じですね。

 

今回は「速読」について紹介するのですが、速読に対して、「眼を猛スピードで動かす」とか「そのページをぼんやりとみて理解する」だとか、信じられないようなものがイメージとしてあるのではないでしょうか。

それもそのはず、速読術を紹介している本では、「1冊5分で読める!」とか、「1日に10冊読める!」など、普通の人には到底無理なものを掲げていますよね(笑)

 

今回は、速読の方法を紹介しますが、結論からいうと速読に1番大切なものは、

「語彙数」

です。

そして、速読をできるようになるための練習方法は、

「とにかく本を読むこと」

です。

 

人間は、わざわざ全文を読まなくても何が書かれているのかが分かります。

 

例えば、ラーメン屋さんに行ってメニューを見た時を想像してみてください。

「味噌ラーメン」

これをわざわざ

「み・そ・ラー・メ・ン」

という風に1文字1文字読む人はいませんよね。

「味噌ラーメン」という文字を全体で捉えて何が書かれているのかを判断していると思います。

実は、これが「速読」なんです。

 

しかし、これは味噌ラーメンという言葉をすでに知っているからできるものです。

 

次に紹介する言葉を味噌ラーメンのような方法で読めるでしょうか。

「月夜に釜を抜く」

このことわざは、不注意なことや油断していることを例えた意味なのですが、これを一瞬で理解できる人は少ないと思います。

それは、「月夜に釜を抜く」ということわざがあなたの頭の中に入っていないからなんです。

 

速読の大前提として、書かれている言葉が知らないと速読をすることは不可能です。

 

どれだけビジネス書を1冊3分で読める人でも、

「隴西の李徴は博學才穎、天寶の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性狷介、自ら恃む所頗る厚く、賎吏に甘んずるを潔しとしなかった。」
中島敦山月記」冒頭) 

これを速読できる人はいないでしょう(笑)。

 

速読に必要なものは、「語彙数」です。

 

とにかく知っている語彙の数を増やさなければ、読むスピードをあげることはできません。

宇都出雅巳さんは、本の中で「30分あればどんな本でも速読できる」

と紹介しています。

その方法はこうです。

  1. まずは目次を2分で10回見る
  2. 「まえがき・あとがき」を5〜6分で10回見る
  3. 本文は見出しの拾い読みから入る(5分で3回転)
  4. 残りの15分で自分の気になった箇所、言葉を中心に回転読みする

これで計30分です。

目次には、本の情報が詰まっています。また、その本の中にあるキーとなる言葉が多く登場します。しかし、目次は抽象的な言葉が多くなかなか理解できないことがあるかと思います。ここで、ゆっくりじっくり読んでしまうのではなく、何回も回転する中でだんだん理解できればいいという気持ちでとにかく高速回転で読むことが大切です。

5回転もすると、本全体の流れや情報を把握することができます。

 

次は、まえがき、あとがきです。なぜ最初に読むのかというと、まえがき・あとがきにはその本の目的や最終的な結論がまとめられているからです。ここを回転して読むことで、本文の中で必要な語彙数とストックすることができます。まえがき・あとがきを読むときも、「見る」というイメージを忘れないようにしましょう。

 

その後いよいよ本文に入っていくのですが、まずは見出しを回転して読みます。

見出しには、その見出し後の本文のキーワードとなる語彙が多く使われているので、本文の内容もなんとなく理解するこことができます。イメージとしては、新聞を読むような感覚です。新聞を読むときには気になる見出しを見つけてそこの本文を読むという人が多いと思います。本もそのように、サッと目を通すぐらいの感覚で読むことがポイントです。

 

残りは15分ですが、ここまでの作業で本に関する語彙のストックは貯められているので、本文を読むスピードが格段に早くなります。あとは、さらに回転を続けて、もっと細かいところに入っていくだけです。「全体ー部分」と交互に回転することが本文を理解するためのポイントです。

 

この方法は30分で読めると紹介していますが、必ずしも30分で終わらせる必要はないと思います。

速読は、知っている語彙が多ければ多いほど速くなるので、速く読み終わる本ほど新しく学ぶ語彙数は少ないということです。

 

読みたい本がどんどん積まれていって溜まっている人が多いと思います。

そのような方は、悪循環に陥る前に、ぜひこの速読の方法を試してみてください。

 

大切なのは、1冊でも多くの本を読むことです。

本を読めば読むほど語彙数が増えて、次の本を読むスピードが速くなります。

その積み重ねが「速読」に繋がっています。