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高校生のための本紹介

書籍 使っても減らない5つのお金のルール レビュー

 

 「使っても減らない 5つのお金のルール」黒木陽斗

 

 

シリコンバレーのビジネスエリートたちが実践する使っても減らない5つのお金のルール

シリコンバレーのビジネスエリートたちが実践する使っても減らない5つのお金のルール

 

 

今回は、こちらのビジネス書を読んだのでレビューしていきたいと思います。

 

 

1、本の内容

 

まずは、この本にはどんなことが書いてあって何を学ぶことができるのかを紹介します。

 

「ビジネスエリートは何にお金を使うのか。」

 

もうすでに気になりますよね(笑)

あ、ちなみに「ビジネスエリート」とは「一流企業で働いている優秀な社員」のことを指しています。

 

それでは内容をみていきましょう。

本書では次の5つのルールが紹介されていました。

今回はその中から気になったルールを2つ紹介します!

 

ルール1「時間を買う

 「時間を買う」。なんだか、理解できそうで理解できない言葉ですよね。

この章の中でいくつかの例が紹介されていましたが、その中からわかりやすかった例を1つ紹介します。

 

「みなさんは仕事での移動は電車ですか?それともタクシーですか?」

 

実は、日本でも海外でもほとんどのビジネスエリートの回答は「タクシー」です。

 

ではなぜビジネスエリートはタクシーを使うのでしょうか。

費用を比べると、タクシーは電車の何倍もかかるはずです。

やはりビジネスエリートはお金持ちだから…

実はそうでもないのです。

ビジネスエリートは費用を比較してタクシーを選んでいるわけではありません。

 

では何で選んでいるのかというと、

「時間を買う」

なのです。

 

タクシーとは、いわば「移動する個室」です。

車内でもバリバリ仕事をすることができます。

取引先と電話をしたり、パソコンを使って資料を作成したりなど…

 

しかし、比べて電車はどうでしょうか?

 

前に座る人も両隣に座る人も他人…

仕事に集中なんてできませんよね。

 

1日は24時間しかありません。

ビジネスエリートたちは、その限られた時間の中でどれだけ仕事をすることができるのかを常に考えているのです。

 

しかし!

タクシーを使うからといって、車内で何もしなければそれはただのお金の無駄です。

大切なことは、その時間を仕事に使えるということですね。

 

 

 

ルール2「ノウハウを買う」

まず、ノウハウとは一言でいうと「知識」のことです。

 

「知識を買う」とは一体どのようなことなのでしょうか?

 

「あなたは何から情報を得ていますか?」

 

情報を得る手段はたくさんありますよね。

例えば、新聞やテレビのニュース、最近ではスマートフォンを使っても簡単にニュースを見ることができますよね。

 

この質問に対するビジネスエリートの答えは

「インターネットの情報」

です。

しかし、インターネットの情報だったらどんなものでも良いというわけではなく、

主に次のようなルールがあるそうです。

  1. お金を払わないと見れないニュース
  2. 海外メディアのニュースサイト

です。

「え?ニュースなら無料で見れるものがたくさんあるのに、どーしてわざわざお金を払ってまでニュースを見る必要があるの?」

「やっぱりお金持ちだから…」

 

これにもしっかりとした理由がありました。

 

まず、なぜお金を払わないと見ることができないニュースを見るのかというと、

「お金になる情報を得るにはお金がかかる」

からなのです。

 

「あぁ〜」って思いました(笑)

 

ビジネスエリートが収集している情報は、マスコミが流している以上の情報です。

無料のニュースだと誰でもその情報を得ることができますよね。

 

次に、なぜ海外のニュースなのでしょうか?

 

「英語のニュースを見ているとかっこいいから…」

なんて、違いますね。(笑)

 

その理由は、

 

「海外のニュースは日本では取り上げられないニュースを多く取り上げているから。」

 

なのです。

 

さらに、

「海外から見た日本」のニュースをチェックすることで視野が広がるから

という理由もあるそうです。

 

やっぱり、英語を読めることって大切なんですね…。

 

さらに、この章では「読書」についても書かれていました。

 

ビジネスエリートは読書から知識や経験を得ているそうなのです。

 

ビジネスエリートは、大量の本を高速で読んでいます。

 

「でも、本に載っている情報って遅いんじゃないの?」

 

って、思いますよね。

しかし、これにもしっかりと理由がありました。

 

本には、遅いからこそ生まれる価値があるのです。

 

本を1冊描き上げるには、かなりの時間と知識、経験が必要ですよね。

 

しかし、本を1冊読むことは1日〜3日あればできます

 

そうです。

これほど費用対効果の高いものは本の他には何もないのです。

 

やはり、これからも読書を続けて行こう!と思いましたね。

 

 

2、感想

なぜ今回私がこの本を読もうと思ったのかというと、題名に引かれたからです。

「使っても減らない5つのお金のルール」

単純にめちゃめちゃ気になりますよね。

「使っても減らない」なんて、普通に考えると矛盾してますから。(笑)

 

でも、読み終わった時には

「だからお金持ちはお金が増え続けるのか」

と納得することができました。

 

お金には「生き金」と「死に金」があります。

 

簡単に説明すると、「生き金」とは

「お金を使ってお金を増やす」

というお金の使い方です。

 

そして対象に「死に金」とは

「使った途端に価値が下がる」

というお金の使い方です。

 

あなたは「生き金」と「死に金」のどちらを多く使っていますか?

 

日本人の多くはお金を「死に金」としか使えていません。

 

「死に金」として使うような教育しかされていないことに原因があるのでは…と思いますけど…。

もっと正しいお金の使い方に関する教育をすべきだと改めて感じました。

 

私はまだ高校生なので、「ほっ」としました。

今からいくらでもお金の使い方を試したり、挑戦することができますからね。

 

でも、本を読んで「そーだったの!?」って初めて思うことって案外たくさんあります。

 

だからこそ、まだこれからどうにでもなる高校生にいろんな本を読んで欲しいですね。

 

この本は、題名こそ「使っても減らない5つのお金のルール」ですが、

中身からは、多くのお金以外のことも学ぶことができました。

 

どれもこれも間接的にはお金に関係してくるのだと思いますが、

人からの信用についてだったり勉強法だったりと今の生活に大きく関わっているものばかりでした。

 

この本に限らず、本を読んで得た知識はすぐに実戦しようと思います。

 

いくら本を読んでもそれを実戦しないで溜め込んでいては、なんのために本を読んでいるんだ〜ってなりますよね。(笑)

「まずはやってみる」

これを今後の読書に生かしていきたいと思います!

 

この本、読みやすいし、得る情報、知識がたっぷり詰め込まれています。

 

是非1度、お読みあれ〜